昔話 | やすみやすみ
昔話

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学生の頃、頑張って委員会に入り(条件が揃わないと入れない)、そこで伝手を辿って、ずっと憧れだった人に繋いでもらったことがあった。
当時はまだ私以外に彼を好きな子はいなかったように思う。
顔立ちは綺麗な人だけど、良い意味で目立たないタイプだったから。

もうずっと昔の話だけど、本当に嬉しくて、その時に自分がどんな服を着ていたか、とか、帰り道の様子まで鮮明に覚えてる。

結局、一度だけご飯を食べて(意外とお喋りさんで楽しかった)、駅まで送ってもらい、その後何度かメール(当時はまだスマホ黎明期)のやり取りして終わったな。
私から連絡しても、返事はくれるものの、反応はあまり良くなかった。
高学年になると忙しくはなるけど、元から私には興味なかったんだろう。

その後、別の委員会の人と付き合っているような話をうっすらと聞いたけど、数年前にSNSで見た彼の結婚式の写真の奥さんは、その女性ではなかった。
学生時代の彼女さんは、彼と同じ就職先の別の男性と結婚したと聞いた。

その後、海外で学位を取ったり、帰国後は地方勤務してることを噂で聞いていたものの、もちろん会ってはいなかった。

半年前に地方紙の記事に載っていて、もちろん歳を取ってはいたけれど、相変わらず綺麗な顔立ちだったなー。
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