静かな嵐 | やすみやすみ
静かな嵐

静かな嵐

新しい情報は入ってきた。
でも、私が望んでいた種類の情報ではなかった。

あんなに良い予兆だと思ったのに、
物語がハッピーエンドにならなかったのは、
どうしてだろう。
これだから人生は嫌だ。それなら、最初から何も存在しない方がいい。

なるようにしかならないよ、とも言われた。
それは、十分分かっている。
でも誰も私の苦しみを分かってくれないことが悲しい。
家族に長々と話したら、最後には怒り出した。
私は家族の仕事の愚痴は最後まで聞いていたのに、家族は最後まで聞いてくれなかった。

もう何も考えたくない。